INTERVIEW #02
Training Compass・動画教育 導入事例

教育を活用して社員へ経営計画の浸透を図り
DXや全体最適を考える目線を持ってくれる人が増えた

建設工事全体をマネジメントする総合建設業のゼネコンであり、北海道を拠点に全国へ事業を展開している岩田地崎建設株式会社。数々の教育施設や商業施設、官公庁舎といった建築工事や、トンネル・橋などの土木工事を手がけ、アジア、アフリカ、東欧など海外においても建設事業の実績をあげています。今回は、同社担当者様に当社教育サービスの導入に至った経緯や、効果、今後の展望などについて詳しくお伺いしました。

お客様の課題

・ 社員のITリテラシーやデジタル・DXへの理解度を高めたい。
・ 建設業界の現状や会社の取り組みについて浸透を図りたい。

教育サービス実施内容

Training Compassによる学習事前後テストとDXや情報セキュリティ、クラウドサービスに関するオリジナルの動画学習を実施し、分析結果を報告。

建設業界の状況をうたいつつ、DXの必要性をマインドから変わるように研修企画し、意識改革に視点を置いた教育を導入させていただいた。

“ 知識だけでなくマインドにも変化を起こした研修企画 ”

様々な教育サービスがある中、当社を選んだ理由はどんな点でしょうか?

システナさんにて既に作成していたコンテンツの内容が、提案の段階で当社の課題解決にマッチしそうだった点と、当社独自のコンテンツにアレンジできる点、そしてそのコンテンツを買い取りできるという点が決め手になりました。

コンテンツの内容としてはセキュリティとDXに関する概要などの教育があり、それに加えてその内容を当社用にカスマイズ可能であったことが当社のニーズにマッチしたと考えています。

また、当社のオリジナル教育動画を一から作り上げるというのは相当に負荷がかかる作業なので、既存コンテンツを流用できるという点は非常に魅力的でした。

世の中の常識や当たり前だけをインプットするのではなく、当社の状況に置き換えながら伝えることで、自分事として捉えてくれるのではないかという考えでした。

加えて、事前事後テスト・アンケートの分析もしていただけるというのは高い付加価値でしたし、価格面においてもより良い提案をしていただけたことは、選定した理由の一つとなりました。

当社の教育サービスを導入して良かったと感じている点を教えてください。

契約から納品までのスケジュールがタイトな中、迅速に対応していただけた点が非常に助かりました。 1日、2日ぐらいのピッチでのやり取りの中で、レビューや修正をかけていく作業は非常に大変だったと思います。突発的な追加リクエストにも柔軟な対応をしていただけことも非常に良かった点です。おかげさまで納期を過ぎることなく、納品物を受領することができました。

また、コンテンツはシステナさんの講師による音声で、外部の方にお話ししていただくことで、受け手がフラットな状態で内容を受け取れることが良かったと思っています。今回はメッセージ性を入れつつも知識のインプットの側面もあったので、外部講師の方にお願いする方が内容が頭にすっと入ってくるのではと思っていました。講師の方の話し方も丁寧で聞き取りやすかったです。

当社の教育サービスを導入して感じている効果を教えてください。

DX全般の理解や全体最適を考える目線を持つ社員が増えたと感じています。

事前アンケートでは、一定割合の社員においてDX全般への理解や興味があまり感じられなかったのに対し、教育動画を受講後の事後アンケートではその数値が大幅に改善していました。DX推進や業務改善への関心が薄い社員が0%になった支店もあり、他人事から自分事への捉え方やマインドの変革にも繋がったと思います。

動画自体の内容も評判が良かったです。当社役員からも良く出来ていると評価を受けることが出来ました。

階層別の教育時には、その階層において身に付けるべき考え方や手法の部分について触れていますが、今回のような全社員が持つべきマインドの部分を一斉に教育するということはあまり出来ていなかったので、DX教育がいいきっかけになったと感じています。DX全般の教育というテーマではありますが、当社が求める考え方などを訴求する内容を一部混ぜていますので、メッセージングの効果もあったのではないかと思います。実際に、教育後の事後アンケートではDXへの関心などの項目が大幅に改善されており、一定の効果はあったと感じています。

セキュリティ教育については、既存のコンテンツの内容に満足していたので、ほぼそのまま使わせていただきました。ただし、攻撃手法も着々と変化していきますので、この領域は継続して教育を実施しなければならないと考えています。

“ 全社的な共通認識を図るために「教育」という形で理解をスピードアップさせることで、効果が出るものなのだと、貴社の事例を通して私たちも気づかされました  ”


標準的なコンテンツだけを利用しても効果が薄いのではないかと仮説のもと、当社の独自要素を混ぜたつくりにしたことが、効果に繋がったのではと思っています。一般的な話や抽象的な表現よりも、自社の状況などを散りばめた方が、自分事と捉えてくれるのではという考えでした。

これを実現するためには、システナさんを選んだ理由でも述べた通り、自社用にカスタマイズできることが重要な点であり、こちらの要望を納得できるまで何度も何度も修正していただき非常に助かりました。その修正のピッチも早く、おかげさまで短い時間で濃い内容の動画をつくりあげることができました。

今後取り組みたいことやご展望があれば教えてください。

システム基盤の整備やデータ活用など、DX推進のロードマップを引いています。それに則り進めていきますが、現状のままだと運用フェーズの何処かの時点で限界を迎える可能性があると感じています。

一部の社員だけがシステムに詳しく活用できるというわけではなく、誰しもが一定レベル活用できる形が理想だと考えていて、その中で素養のある社員がDXを次のステージに引っ張って行くような構図ができれば一番良いのではと考えています。

そのためにはやはり教育が重要なので、今後も教育に力を入れていきたいと思っています。

今後当社の教育サービスに期待するところがあれば教えてください。

システナさんはITの会社なので、まずはIT関連のスキル教育、次にマインドセットの教育に期待したいです。既存のコンテンツが弊社の目指す先に馴染まない場合は、また少しアレンジできればと思っています。

これは建設業全体の話ですが、現在、建設産業の隅々にデジタル化の波が押し寄せてきている状態であると思います。その中で当社だけがデジタル化すればいいというわけではなく、協力業者さんを含めた建設業界全体がデジタル化に向かっていかなければ、業界としてずっとアナログのままだと思っています。

ですので、建設業界のレベルや事情にあった教育コンテンツなどを作成いただき、教育という観点から業界全体のデジタル化の推進をしていただけたら、良いですね。
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※本インタビューは、2023年8月現在のものです。 ※本文中の社名、製品名、ロゴは各社の商標または、登録商標です。

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