DXの進め方とは?実現に必要なステップと人材育成方法
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DXとは
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用し、ビジネスモデルを変革してくことを指します。
経済産業省「DXレポート2」では以下のように定義されています。
DXとは
組織横断/全体の業務・製造プロセスのデジタル化、 “顧客起点の価値創出”のための事業やビジネスモデルの変革
出典:「DXレポート2 中間とりまとめ(概要)」(経済産業省)
(4.3 DX成功パターンの作成|DXの構造)
近年、DXという言葉が飛び交っており、DX=「デジタル化」と誤認識しているケースも見かけますが 「デジタル化」はあくまでDXをするための「手段」に過ぎません。
DX推進における課題
DXの重要性は理解しているものの、なかなか着手できていないという企業様も多いのではないでしょうか。
DX実現の手段は様々で、「情報があふれており、まず何をするべきか迷ってしまう」「何から着手すればいいのかわからない」と悩む方も非常に多いです。
また、企業が求めるDXスキルを有した人材自体が不足していることも、DX推進が停滞する要因の一つとなっています。
DXを始める上でまず取り組むべきこと
DXを進めるために、まず始めに何をしていくべきなのでしょうか。
まずは自社の現状を把握し、業務フロー・プロセスの見直しを実施することが重要です。
現状を把握をすることで「自社が取り組むべきことは何か」が明確になり、DX推進の第一歩を踏み出すことができます。
現状把握の方法 ~DX実現までの各フェーズ理解~
DX実現に至るまでに、デジタイゼーション、デジタライゼーションというフェーズを踏む必要があるのをご存じでしょうか?
デジタイゼーションは今ある業務プロセスは変えずに、アナログ・物理データをデジタルデータ化することを指します。
また、デジタライゼーションは業務プロセスをデジタル化し、業務効率化の促進、既存製品・サービスの付加価値を高めていくことを指します。
このフェーズを基に自社の現在地を測ることで、優先して取り組むべきことがイメージしやすくなります。
まずは自社が今どのフェーズにいるのか、何から実施していかなければいけないのかを把握していきましょう。
デジタイゼーションを実現するために
もし、まだアナログ文化を脱却できていない状態なら、まずはデジタイゼーションから進め、アナログデータのデジタルデータ化をしていきましょう。
◆デジタイゼーション実現例
・紙書類の電子化
・オンライン会議ツールの導入 等
電子化についてもっと知りたい方はこちら
<こんな人にオススメ>
・アナログデータをデジタルデータ化し、業務を効率化したい方
・特定の資料を探すのに時間がかかっている方
社内教育や社外向けイベントのオンライン化ついてもっと知りたい方はこちら
<こんな人にオススメ>
・社内研修をオンライン化したいが、企画や準備に時間をかけられない方
・社外向けウェビナーを実施したいが、ノウハウがない方
デジタライゼーションを実現するために
アナログデータのデジタルデータ化を実現できたら、それらを活かして業務フロー全体をデジタル化していき、デジタライゼーションを進めていきましょう。
◆デジタライゼーション実現例
・Chatbotの活用
・RPA導入・活用 等
Chatbot活用について詳しく知りたい方はこちら
<こんな人にオススメ>
・問い合わせの工数を削減し、業務を効率化させたい方
・Chatbotを導入済みだが、効果的に使えていない方
Microsoft 365で無料で使えるRPA「Power Automate」に関してはこちら
<こんな人にオススメ>
・業務フローを自動化し、生産性を向上させたい方
・Microsoft 365をもっと活用されたい方
DX実現のための人材育成
DXの実現には、デジタル化した環境下でツールを使いこなし、新しい価値を創造できる「DX人材」の育成も必要です。
また、業務環境のデジタル化が進むと同時にセキュリティリスクも高まります。
組織のセキュリティリテラシーも強化し、セキュリティ事故やサイバー攻撃への対策も講じていきましょう。
DXのための人材育成方法についてはこちら
サイバー攻撃を実体験!標的型攻撃メール訓練の文面サンプルはこちら
まとめ
DXを実現するためには自社の現状を理解して、自分たちが何から取り組んでいくべきか把握することが重要です。
システナではDXを実現するための様々なサービスを展開しておりますので、是非ご相談下さい。